手紙4――〈時間を味方にして〉
2022年 04月 14日
原作の一部『木野』の 猫と蛇に関して
2022年 03月 30日
映画 ドライブ・マイ・カー 鑑賞後の想い
2022年 03月 29日
「北風と太陽」の寓話の中身
2022年 03月 19日
この数週間のできごとで
「北風と太陽」の話の「中身」について
頭の中に浮かんでは消え、消えては浮かんでいた
殆どの人が知っている物語
旅人の帽子をどちらが先に取れるかを勝負した 北風と太陽。
太陽がグンと照りつけると 旅人は日差しを遮ろうと帽子を深々とかぶり
北風が思いっきり吹くことで帽子は吹き飛んでしまった。
次の旅人の上着を脱がす勝負では
北風が吹く勢いを増す度に旅人は上着の前をしっかり押さえてしまい
次に太陽がポカポカと暖かく照らすと旅人は上着を脱いで気持ちよさそうに伸びをした
この話から得られることは何か……を、あやふやな知識ではなく しっかりと理解したいと思い 図書館で本を借りたり、購入したり、ネットで調べてみました。
イソップ童話(イソップ寓話)は 紀元前6世紀の アイソーポスが話した
寓話とそれ以前の古代メソポタミアの民話を基にしたものを後世に編集
したもの。とのこと
イソップのお話には
ろばを売りに行く親子
ずるい狐
蟻とキリギリス(アリとセミ)
ウサギとカメ
王様の耳はロバの耳
カラスと水差し
他多数あります
それらのなかにある
「北風と太陽」の寓話から考えられることとは何か
・相手を操作しようとしないこと。
・相手は自分の思い通りにはならないということ。
・権力や腕力では 人は動かないということ。
が、語られているのは知ってはいましたが、その中身を深くは知っていなかった。
書かれていたことをまとめると
何事も焦らずに、じっくりと取り組むことの大切さ。そのためには相手の信頼を得ることが大切だと。
過去に上手くいった方法(帽子を脱がした方法)が これからもずっと続くとは限らない。周りの環境も 社会も 組織も変わってゆく。
人を動かしたり心の鎧を脱いでもらうためには「その場に応じて、柔軟な対応をする必要がある」。方法はひとつではなく、シチュエーションが変われば とるべき対応も変わる。
結果、信頼を得て相手が自分から心を開く(上着を脱ぐ=心の鎧を脱ぐ)のを待つしかないのだと。
(参照⦿座右の寓話 ⦿ラ・フォンテーヌ寓話 ⦿悪知恵の逆襲
⦿フリー百科事典『ウィキペディア 等より)
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